不登校中学受験

不登校

【不登校の母が語る】不登校小学生との過ごし方

わが子が不登校になった・・どうしよう
無理やり引きずって学校行かせるわけにはいかないし・・

どの親でも、わが子が不登校になったら

ショックで動揺しますよね

無理に行かせるわけにはいかないし・・

ゆっくり家で休ませるようにと言うけれど・・

でも、このまま数年もたってしまったら・・

不安でいっぱいになりますよね

 

我が家は、小2小4兄弟が二人とも不登校になり

そしてそれは小3と小5になっても続き・・

毎日どうしたらよいのか悩みつつ

何年も過ごしてきました。

色々と試行錯誤した結果、

小3から不登校だった兄は

小6から元気に学校へ通うようになりました。

 

もちろん学校へ通うことが

すべてではありませんが、

毎日不登校の子供とどう過ごしたらいいのかお悩みのお母さんに

参考になることと思います

不登校小学生男子2人との過ごし方

わが子は、兄が小3から不登校になり

その頃、小1だった弟は頑張って通っていましたが、

次の年、小2と小4になってから二人同時に不登校になりました。

なので、最初の一年は兄だけ不登校

二年目は兄弟で不登校

三年目はまだまだ兄弟で不登校

四年目は兄が学校へ行くようになり、

弟だけ不登校

そんな不登校の子どもたちと

どう過ごしてきたかを

書いてみようと思います。

不登校でも元気な男子

わが子は、もちろん学校で傷ついたことがたくさんあり

心がズタボロになって学校へ行けなくなりました。

ただ、子どもの回復力が強いのか

性格なのかわかりませんが、

「つまんなーい」「たいくつー」

「なんか、おもしろいことないー」

と言うくらい、かなり元気になりました。

でも・・・

学校へは行けない・・
ぜーーーーーったい行きたくない!

やっぱり基礎勉強はしておいたほうがいい

学校へ行けないから、退屈

そして、ヒマ、ヒマ、ヒマ・・・

さあ、どうやってこの男子たちと

毎日過ごしていけばいいのだろう・・

 

好きなことを好きなようにさせるとは

言うけれど・・

休息が必要とは言うけれど・・

 

もしこのまま1年、いや3年、いやもっと??

ずっと学校へ行かなかったらどうしよう??

大人になれるのか??

社会人になれるのか??

 

学力がなかったら困るのは本人ではないか?

そして、小学生時代

勉強させなかった責任は私にあるのでは?

 

と、悩む、悩む・・

 

いや、勉強なんてさせるべきではないのか?

不登校で心を休ませるときに、勉強は二の次ではないか?

 

随分悩んだが、結局わが子には

基礎勉強を毎日することにした

 

余談だが、

海外では「ホームスクーリング」という

学校へ行かずに、家庭で親や家庭教師が勉強を見ることは

いたって、普通のことらしい

しかも、それが出席日数にもなり、

ちゃんと学校へ行っている子どもと同じ扱いになるという

 

日本もそんなふうになれば、わが子たちも別に

白い目で見られないで、堂々としていられるのにな

 

ということで、毎日午前中は勉強することにした

 

場所は「図書館」「マクドナルド」など

なるべく近場ではなく(ご近所さんに会ってしまうので)

車でちょっと離れたところへ行っていた

自宅で出来るのが一番いいのですが、

遊びモード全開だったり、兄弟喧嘩が始まったり

私もイライラしてしまうことが多いので(^^;)

 

1~2時間くらいだが、ちょっと「学校ごっこ」みたいな感じ

そして、ご褒美にお菓子やポテト(^^)

不登校の小学生はどんな自宅学習をすればいいのか?

チャレンジタッチで学校と同時進行

学校と同じ内容を勉強していると思うと

子どもも安心するし、何より親も安心

学校へ行かなくたって、大丈夫じゃん!と

思えると気持ちがちょっとラクになる

そして、ちょっと宿題なんて学校から

渡されたときに、パニックにならなくてすむ

「あ、これ解けるし!」

「あ、知ってる知ってる!」

と、学校の勉強へのハードルが下がるから

やっぱり少しは知っていたほうがいいと思う

 

と言っても、無理は禁物

やりすぎにはご注意

ほんとに、ほんの少しだけでいい

 

全部やろうなんて思わないほうがいい

 

できれば、「漢字」と「計算」くらい

分かればいいな、くらいで

ちょうどいい

市販のドリルを毎日やる

チャレンジタッチ以外でおすすめなのは、

本屋さんなどで売っている市販のドリル

おすすめは「くもんの小学ドリル」シリーズ

これをやり始めたのは、弟が4年生になってから

「九九」が分からない

「二年生の漢字」が全然分からない

これは、ちょっとやり直したほうがいいかも

とドリルを2年生の漢字や計算から

やり始めた

まずは、たし算から、そしてひき算

二桁から三桁、四桁のひっ算まで

コツコツ毎日続けた

 

弟のように、今の学年の勉強が全く分からない場合は

思い切って戻ったほうがいいと思う

4年生のわり算のひっ算に入るまでには

たし算、ひき算、かけ算が完璧にできないと

意味がないと思う

もう一度やり直してからでも遅くはない

やっぱり不登校でも自宅学習していてよかった

最初は、不登校なのに勉強なんかさせて・・

ずいぶん、学校の先生にも嫌味を言われた・・

でも、兄は6年生になって

なぜかケロッと学校へ通うようになった

丸3年も学校へ行っていなかったのに

学校の勉強はしっかりついていけている

それは、コツコツ続けていた計算練習や漢字練習があったから

今、学校へ行っていても

「さっぱり分からない」などという

二次障害は起きていない

むしろ、算数大好き、漢字練習も頑張っている

 

だから、不登校だから

好き放題、勝手きままにさせておいて

いいとは、ちょっと違うと思う

 

もちろん、24時間のうち23時間くらいは、

自由に、ストレスなく、のびのびと

楽しく暮らすのが一番だと思うけれど

一日1時間くらいは基礎学習していたほうが

ふと、学校へ行きたくなったとき、

それは、3年後か10年後かわからないけれど

きっと役に立つ!

 

もちろん、心の病で生きるだけでもしんどい状態のときは

絶対無理しちゃだめだよ

 

そして、子どもがものすごい勉強拒否の状態のときは

やらないほうがいい

(うちの子も最初は「勉強=学校」だったから

ものすごい拒絶反応だった・・

そんなときは、まだ早いのかも)

むしろ、そんな時期だったら

親子で楽しく遊ぶことメインで過ごそう

時間が経つと、子どもも変わってくる

やっぱりこれ!子どもと一緒にいる時間を楽しむ

不登校になると、とにかく子どもは時間がたっぷりある

この親子時間をどう過ごすか

一番よくないのは

どうしたら学校へ行ってくれるのかしら
まったく、毎日ゴロゴロして・・(イライラ)

不満や文句が出ること

子どもを責めてはいけない

 

一番大事なことは

どうしたらこの貴重な子どもとの親子時間を

幸せな時間で過ごせるか

どうしたら子どもが喜ぶか

どうしたら私(親)も楽しいか

 

そんな「幸せ時間」を満喫すること

親が子どもといることを幸せに感じる毎日があれば

子どもも、毎日が幸せになっていく

 

親が学校へ行けない子どもを責めていたら

子どもはいつまでも立ち直れない

 

親が不登校にさせた自分を責めていたら

子どもも自分を責めて辛くなる

親が幸せなら子どもも幸せ

まずは、親が幸せになろう

親が幸せなら子どもも必ず幸せになる

「お母さんがいつも鼻歌を歌っていてルンルン」

その子どもが辛くなるわけがない

たいていはお母さんがしんどい顔をしていたり

疲れた顔をしていたり、うんざりした顔をしていたり

声に出して文句は言っていなくても

身体から、顔から、不幸感がにじみ出ている(笑)

 

だから、親自身が

心から楽しいことをやろう

心から好きなことをやろう

イライラすること

嫌なことをやるのをやめよう

それが結果的に子どもの幸せにつながる

学校の勉強以外の経験をたくさんしよう

不登校になった機会をむしろチャンスだと思おう

落ち込んでいる時間なんてもったいない

不登校だから外出しちゃいけないなんてことはない

近所の人にどう思われるかなんて

気にしている時間がもったいない

 

もっと堂々とやりたいことをしよう

遊びに行ったっていい

できれば「科学館」や「博物館」など

ちょっと身につくところへ行けたら

いいよね

図書館へ行こう~読書は知識の宝庫

小さいうちは、絵本を読んであげよう

図鑑を借りてきて一緒に見よう

マンガが好きなら、歴史マンガやサバイバルシリーズなど

どんどん、読もう

不登校の時は時間がたーぷりある

わが子は、兄は丸3年も不登校だった

弟はまだまだ不登校中

こんな素敵な貴重な小学生時代

こんなにたくさん時間がある

「神様から与えてもらった素敵な親子時間」

だと思って

有意義に過ごそう

ゲームやYouTubeとの付き合い方

不登校の男子(女子でも同じかな?)が

時間がたっぷりあると向かうのは

ゲームとYouTubeだよね(^^)

うちもswitchがあるので、ゲーム大好き

そのゲーム大好きな子どもを禁止するのは

かなり大変な苦労

だいたい、好きなことを禁止する必要があるのか?

好きなようにさせればいいのではないか?

いや、でも・・

好きなことを好きなだけやるようにと

専門家の人は言うけれど・・

ゲーム依存症になって誰が責任とってくれる?

 

ほんと、これは不登校に限らず

親の永遠の悩みではないかな・・

対策① 家でのネット環境は捨てる(それか子どもに秘密にする)

ゲームは、オンラインゲームになると面白さが倍増する

だから、ゲームをしてもネットにはつなげない

まずは、これでかなりバリアができる

つまり、いずれ子どももゲームに飽きてくる

対策② 勉強とのバランスを作る

ゲームをするなら、勉強を30分はすると決める

ある程度の制限を、子どもと相談しながら決めていく

それは、かなりハードルの低いものにする

簡単なプリント1枚やったらゲームやり放題、なくらい

かなりハードルを下げて約束事を決める

対策③親も一緒にゲームを楽しむ

ゲームをしている子どもにイライラするのではなく

親もそのゲームを好きになる

そして一緒に楽しむ

子どもの好きなゲームに興味を持つ

会話が増える(^^)

子どもも喜ぶ(^^)

実は子どもも本当にやりたくて

ゲームをしている訳ではないときもある

なんとなくすることないなあ・・ってヒマだから

心のモヤモヤがたまって苦しいなあ・・って気分転換に

だから、親と楽しい時間があれば

ヒマもなくなるし、心のモヤモヤも晴れる

そんなにゲームやYouTubeを心配しなくても大丈夫

それよりも、そのことで親が怒ったり、責めたり、

親子でケンカしたり、いがみ合ったり、

そっちの方が、はるかに問題!

大事なことは、ゲームをどうするかということより

親子の関係を素敵なものにすること!

まとめ~不登校時代を幸せに過ごすために~

「まだ、こんな小さい小学生で不登校になっちゃって・・」

などと悲観する必要なんて全くない!!

むしろ、よくこんなに小さい体でSOSを発してくれた!と

喜ぼう!子どもに感謝しよう!

 

もし、今ここで不登校にならなったら

きっと、もっと大きくなった時点で問題が出てくる

中学生で不登校になる、高校に行けなくなる

社会人になってから、行けなくなる

 

だから、まだ小学生のうちに親子で

ハッピーに過ごせれば

これから大人になっても大丈夫

ずっと大丈夫

 

だから、不登校の子どもとの過ごし方で一番大事なことは

「親子で楽しむ」「幸せに過ごす」

ただこれだけ

 

何年かかっても、これさえ忘れなければ

必ず良い方向へ風が吹いていくよ(^^)

 

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